Alpine Echo Havenの客室には、Wi-Fiがありません。これは開業当初からの方針で、変えるつもりもありません。「不便では?」と聞かれることがあります。そうかもしれません。でも、ここに来る理由を考えると、Wi-Fiは必要ないと思っています。
なぜ客室にWi-Fiを置かないのか ¶
理由は単純です。スマートフォンがあると、人は画面を見ます。メールを確認し、SNSを開き、動画を見る。それは街でもできることです。せっかく山に来たのに、窓の外の稜線より画面を見ている時間が長くなってしまう。それがもったいないと思っています。Wi-Fiはラウンジにあります。必要なときは使えます。でも客室では、画面から離れる時間を作ってほしい。
スマートフォンを置いた夜に起きること ¶
ゲストの方から、「久しぶりに本を最後まで読んだ」「パートナーと3時間話した」「朝5時に目が覚めて、外に出たら霧の中に鹿がいた」という話を聞きます。これは、スマートフォンがないからできたことではないかもしれません。でも、画面がないと、人は周りのものに気づきやすくなります。山の音、空気の匂い、夜の暗さ。そういうものが、ここにはあります。
デジタルデトックスという言葉について ¶
「デジタルデトックス」という言葉は、あまり使いたくありません。デトックスというと、何かを排除して健康になるというイメージがあります。そういう売り方をするつもりはありません。ただ、山にいる間は山にいてほしい。それだけです。帰ってからまた画面を見ればいい。ここにいる間だけ、少し違う時間の使い方をしてみてください。
客室にWi-Fiはありませんが、ラウンジでは使えます。仕事の連絡が必要な方も、安心してお越しください。ただ、できれば夜だけでも、スマートフォンを部屋に置いてテラスに出てみてください。